| 北海道地方 |
| 蝦夷(渡島支庁) |
アイヌの蜂起によって二度落城した道南十二館の一つ
| 築城時期: 1306(徳治元)年頃か? | 築城者: 小林次郎重弘か? |
南西角の土塁上より西方角の函館山を眺望する
心地よい浜風の向こうに、津軽海峡・下北半島が一望できます |
| 遺 構 《 遺構/曲輪・土塁・堀・井戸跡 復元/木橋 》 | |
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志苔館跡は、函館市の中心部から約9キロメートル離れた、函館湾に面した海岸段丘の南端部に位置し、西側には志海苔川が流れ、津軽海峡、下北半島が一望できる。
海岸線からは約140m離れ、標高は25mで、土塁と堀に囲まれた台形を呈した城である。
土塁囲みの郭内は、東西70〜80m、南北50〜65mで、約4,100平方メートルの規模を有している。四周を囲む土塁の高さは北側が4.5m前後、南側が1〜1.5mで、東西に各一ヶ所土塁を切って門が配されていた。
昭和56年(1981)に実施された発掘調査によって確認された、掘立柱建物2棟、柵跡、井戸跡などが平面表示され、内部にも案内解説板が設置されている。
松前藩の史書「新羅之記録」によると、室町時代頃、道南地方には十二の和人の館があり、志苔館もその一つで、小林太郎左衛門良景が居住していたことが記されている。
この記述によれば、和人の蝦夷地進出はアイヌの反発を招き、1456(康正2)年、志苔館近くの鍛冶屋村での鍛冶屋とアイヌとのモメゴトによる刺殺事件をきっかけに、東方(噴火湾〜胆振付近?)のアイヌが蜂起し、大首長コシャマインが率いる戦いとなり、十二の館は次々に攻め滅ぼされ、茂別館と花沢館が残るだけとなった。
その2年後の永正11年、良定の子・良治は松前に移住し、小林氏が松前家2世光廣に従属したため、志苔館は廃館となった。
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和人・阿伊努双方の御霊を祀った慰霊碑入口
館跡手前の二度目のY字路(館跡北西の角部)の 所に位置しています 施錠してあつたので、焼香は出来ませんでした |
館跡銘碑と案内解説板
二重堀切とその土塁の手前西面に置かれています |
西側の一重目の堀切に架かる木橋
海側(南)より見た大手口。奥は函館空港の滑走路 |
北側(陸)から二重目の堀切を見る
左側が館を囲む土塁。奥は志海苔漁港の先に 津軽海峡が横たわる |
二重堀切と土塁
西側の大手口を望む。内側の堀は土橋で、外側の堀は木橋で接続していた |
館の内部
奥の石碑は、館主小林氏の頌徳碑です |
南側真下の志海苔漁港越しに、津軽海峡と下北半島の島影を望む |
大手虎口土塁上より函館空港のある北方角を望む
左端は空港真下を貫通している志海苔川 |
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志苔館にて古銭発見される!
昭和43年(1968)、志苔館跡真下の国道278号線拡幅工事の際に、越前および珠洲産の3個の大甕に入れられた50万枚近い古銭が発見された。 当時、かなりの枚数が持ち去られたとのことであるが、それでも現在、37万枚余りが残されていて、函館公園内の市立函館博物館に展示されているそうです。 その時代背景は、紀元前の漢代の半両銭から洪武通宝(1368年初鋳)まで94種類の一文銭である。 この古銭の、そもそもの持ち主については、館主小林氏が埋蔵したものだとか、1457(長禄元)年の“コシャマインの蜂起”に関係があるとか、昆布商人の蓄財だとか、はたまた、十三湊安東氏に関係があるものだとか、様々な説が憶測されているという。 |
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志苔館 縄張絵図
(現地案内解説板のものを切り抜いて加筆) |
| 参考サイト | 「KUBOの家系城郭研究所」 KUBO 様 |
| 『函館お散歩団』(『美浦村お散歩団』) ひづめ 様 |
| 登城アクセス | |
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車 : JR函館駅前〜国道278号線〜右折/大森〜左折/ 志海苔川袂(左岸)〜市道〜すぐ右折/最初のY字路〜もう一度すぐ右折/二度 目のY字路〜 駐車場 : 志苔館跡の空き地を利用 |
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さようなら…北の大地の城館めぐり
すると突然、ゴォーと地響きたてる轟音……今、飛び立った飛行機は東京へ飛んでいくのだろうか? 我に返り、「明後日から残り3分の2の“みちのく陸奥国”への登城が待っている」と、和人とアイヌの人たちとの激戦の地をあとにしました。
一緒に湯浴みした、神奈川から来ているという小学校高学年の兄弟二人を連れた家族は、この興奮感じたさに、毎年通い詰めて、もう6年目だと言う。
店の人に聞いてみたら、建て直ししたのは昭和3年(1928)で、木造2階建て。市の景観形成指定建築物に指定されているという。
昼食後、大正湯の二重玄関をくぐる。こちらは歴史ある銭湯だが、あまり古い感じはしない。浴室が改装してあって、現代の一般的な銭湯。カラン、シャワーも特になんてことはないが、桶が超レトロな小ケロリン…持って帰りたくなってしまった!
函館湾内は昨日の定期観光バス巡りでクルーズしたが、津軽海峡の風の強さは、沖合いに出ると全然ちがう。
迫り落ちてくる夕闇に、こころのなかで大声で叫んでいた! さよなら北海道。
また、来る道(くるどう)!
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